All Aboard!

アメリカ型の鉄道模型を楽しんでいる記録です

展示会の記録

George Kanary氏のレイアウトを訪問 (3)

引き続いてGeorge Kanary氏のレイアウトの紹介です。今回は、外周部の内側に設けられた、シカゴの市電の様子です。 市電は架線集電で走行するようになっており、Kanary氏のこのセクションに対する熱い思いが伝わってくるようでした。このジャンルは私は詳し…

O-Scale Meet 2010に参加

なにかとばたばたしているうちに、もはや半年以上前の話になってしまいましたが、3月にシカゴで開催されたChicago O Scale Meetに参加した話を書いてみたいと思います。 こちらの話もすでにdda40xさんのBlogに記されているので、まずは以下をご覧になってく…

Illinois Railway Museumを訪問 (3)

ガイド付きツアーが始まり、最初の建物に入る前に、一台の機関車が目に入ってきました。シカゴ・バーリントン・アンド・クインシー鉄道(CB&Q)の、ハドソン(4-6-4)である、クラスS-4、3007号機です。これは、1930年に、ボールドウィンで12両が製造された中の…

Bill Brisko氏の3Dプリンタによるロストワックス技法 (目次)

7回に分けてO-Scale West 2009でのBill Brisko氏の3次元プリンタを使ったロストワックス技法を紹介してきました。以下に目次を用意しておきます。 (1) コンピュータと製図の発展 (2) 3次元CADによるソリッドモデリングの実例 (3) モデリング技術の発展 (4) …

Bill Brisko氏の3Dプリンタによるロストワックス技法 (7)

Bill Brisko氏の3次元プリンタによるロストワックス技法の最終回です。 まだやることはいっぱい これはキャスティングが終わった状態の輪芯です。「まだやることはいっぱいある(Lots of work to do!)」とあるとおり、基準面を出し、中心を出し、車軸の穴を開…

Bill Brisko氏の3Dプリンタによるロストワックス技法 (6)

Bill Brisko氏の3次元プリンタによるロストワックスのクリニックの第6回です。今回は、3次元プリンタで印刷したワックスのパターンの例と、実際に鋳造したものの例となります。 これは、バージニアン鉄道の電気機関車であるE-3(LE-3?)の駆動輪と動輪とです…

Bill Brisko氏の3Dプリンタによるロストワックス技法 (5)

Bill Brisko氏の3次元プリンタによるロストワックスのクリニックの第3回目です。今回は、Bill氏が使っている3次元プリンタである、Solicscape T-66の概要と動作している様子の紹介となります。 まずは、SolidScape T-66の全景です。 これは、造形を行う台(…

Bill Brisko氏の3Dプリンタによるロストワックス技法 (4)

Bill Brisko氏の3次元プリンタによるロストワックスのクリニックの第4回目です。前回の記事のラピッドプロトタイピングの4つの技法(SLA、SLS、FDM、3次元プリンタ)の解説となります。例によって、間違いがあったり、不適切な用語の使い方など、お気づきの点…

Bill Brisko氏の3Dプリンタによるロストワックス技法 (3)

Bill Brisko氏の3次元プリンタによるロストワックスのクリニックの第3回目です。これまで2回が設計の話でしたが、今回は、「モデリング」と言う、実際のモノを形作る技法の紹介です。さて、今回の話は完全に私の専門外となります。可能な範囲で調べものをし…

Bill Brisko氏の3Dプリンタによるロストワックス技法 (2)

Bill Brisko氏の3次元プリンタによるロストワックス技法の2回目です。 前回は、コンピュータの発達と、それに伴う製図/CADの発達の中で、ソリッドモデリングという3次元CADの技法が出てきたと言う話でした。今回は、代表的なソリッドモデリングソフトであるS…

Bill Brisko氏の3Dプリンタによるロストワックス技法 (1)

O-Scale West2009で、Bill Brisko氏の三次元プリンタによるロストワックス技法のクリニックに参加した、と書きましたが、氏が説明に使ったプレゼンテーションを送ってもらいました。転載許可を頂きましたので、簡単な説明をつけて紹介します。なお、私の専門…

O-Scale West 2009 (4)

すでにO-Scale West 2009 (1)で簡単に紹介しましたが、O-Scale Westの参加登録を済ますと、タイトル画像に示したようなLayout Tourのリストを手渡されます。これには、スケジュールと、各レイアウトへの行き方の地図がまとめられています。 今年のLayout Tou…

O-Scale West 2009 (3)

Swap Meetの合間を縫って、4件のClinicに参加してみました。 まずはBill Brisko氏による"Creating Custom Casting Masters"。昨年紹介した三次元プリンタによる動輪輪芯のロストワックス製法の解説です。内容はBrisko氏のホームページに沿ったもので、私には…

O-Scale West 2009 (2)

O-Scale WestのSwap Meetでは、出展者のブースは毎年ほぼ同じ場所に割り当てられています。更に、ブースの名札も何年も同じものが使われています。合理的なアメリカ人らしいと思うのですが、熱心な人たちが継続的に参加しているということの裏返しでもありま…

O-Scale West 2009 (1)

2009年のO-Scale Westは、1月30日から1月31日まで、例年と同じくHyatt Regencey Santa Claraで開催されました。これまで2回参加したことがあるのですが、いずれもわずかな時間覗いただけでしたので、今回がはじめてのフルの参加となりました。 O-Scale West…

O-Scale West 2008 (4)

2回にわけて紹介したPacific Locomotive WorksのBill Brisko氏のロストワックス輪心とその製法ですが、dda40xさんのblogにあるとおり、2日目のセミナーでその詳細が紹介されたとのこと。私はすでに帰国の途についていたので、聞くことができませんでした。と…

O-Scale West 2008 (3)

さて、先日ご紹介した動輪の作り方ですが、このページに記載されていますので、簡単に紹介したいと思います。 1) CADで動輪の3次元モデルを作成する 2) 1)のモデルのデータから、Rapid Prototyping Machineで、ワックスの型を作る 3) 2)の型で鋳造…

O-Scale West 2008 (2)

もう一つ、O-Scale Westで見つけた面白いものをご紹介します。 Pacific Locomotive Worksという会社のロストワックスの動輪の輪心です。もっとも会社といってもほとんど個人経営みたいなものではあります。O-Scale Westに出品するような会社は、個人経営のと…

O-Scale West 2008

前回の記事に書いたとおり、O-Scale West 2008というイベントに参加してきました。出張の合間でしたので、ほんの一瞬「覗いた」という程度の時間しかなく、後ろ髪を引かれながら会場を後にしました。 私は4-8-4が好きなので、Key Importsから発売予定のSouth…