All Aboard!

アメリカ型の鉄道模型を楽しんでいる記録です

O-Scale West 2009 (1)

2009年のO-Scale Westは、1月30日から1月31日まで、例年と同じくHyatt Regencey Santa Claraで開催されました。これまで2回参加したことがあるのですが、いずれもわずかな時間覗いただけでしたので、今回がはじめてのフルの参加となりました。

O-Scale Westでは、主として3つの催し物があります。

(1) まずはメインのイベントのSwap Meet。これは要するに売り買いの場です。日本の多くの模型関係のイベントと違うと思われるのは、誰でも売り手になれる、ということです。条件は、机一つ45ドル(事前に申し込めば割引あり)を支払うということと、OもしくはS Scale以外のものは扱わないことのみです。 したがって、純粋な個人もいれば、Lou Crossさんのような個人営業の人、小売店、有名なインポーターまで、様々な人が出展しており、時々オッと思うようなものが売られていたりします。 タイトル画像は、このSwap Meetの様子を撮ったものです。

(2) 2つ目はClinic。日本風に言うとセミナーといったほうがイメージが近いかもしれません。各分野の識者が各種の最新の技法や各種のノウハウを紹介するものです。当然すべて英語ですので、完璧に聞きとるのは至難の業ですが、興味深い話題を聞くことができます。

(3) 3つ目はレイアウト訪問(Layout Visits)。これは、O-Scale Westにあわせて参加者に公開される個人(一部クラブあり)のレイアウトを見に行くものです。参加登録時に、公開されるレイアウトの地図をまとめた分厚いリストが渡されますので、自分の好み、会場/ホテルからの距離、公開される時間帯とを勘案し、各人が個別のスケジュールをたてることができます。今年は30近くのO/On30/Sスケールのレイアウトが公開の対象となりました。

昨今の景気事情ですので、参加者がかなり減るのかと思いましたが、第一印象では、前2回比べて大きく減ったという印象はありませんでした。住所が書かれた参加者の名札を見ても、東海岸も含め、全米各地から愛好家が集まっており、ちょっと意外に感じました。dda40xさんも書かれているように、皆さんそれなりに余裕がある、ということでしょうか。

さて、今後何回かにわけて、私の興味を引いたものを書いてみたいと思います。私の書くものはかなり偏ると思うので、全体的な雰囲気を知るには、ワークスKさんのO-Scale West 2008の参加レポートをご覧になっていただければ、と思います。昨年のものではありますが、開催形態はここ数年変わっていませんので、参考になると思います。