前回のクラブのイベントという記事では、クラブの有志が連れ立ってUPのRoseville工場を見学したときのことを紹介しました。枕詞として置いた書き出しに反応があったのが予想外で、やや面食らっているのですが、この件は重たいテーマなので、後日また触れることとします。
今回は、もう一つ、クラブの有志が集まって参加したイベントをご紹介します。2007年9月に行われた、サンフランシスコとサンノゼ-ギルロイをつなぐカルトレインのCEMOF (Centralized Equipment Maintenance and Operations Facility)の開所式です。これは誰でも参加できる形になっていたので、何人かで一緒に行ったと聞きました。
このCEMOFは、列車の運行と車両の検査から保守までとを行うための、カルトレインの中枢の施設として計画され、1.4億ドル($1.00=115として、161億円)が投じられ、2004年の10月から2007年の9月までの約3年を費やして建設されました。
場所は、旧サザンパシフィックのメンテナンスのヤードの跡地で、面積は20エーカーと(約8万平方メートル)とありますので、野球場2個分くらいでしょうか。敷地内には、カルトレイン全体の列車の運行を指示する施設、メンテナンスの施設、水処理の施設、給油施設、列車の留置線が用意されているほか、職員が安全に通行できるトンネルも用意されているとあります。ここでは、100名くらいの機械部門のメンバーが働き、120人くらいの乗務員がここを拠点としているとのことです。
Google Mapsでは、下の地図の中心となります。クリックすると、Google Mapsが開きます。少しパンしてもらえればわかりますが、北西にはサンノゼ空港、南東にはカルトレインのサンノゼ駅があります。西側は、住宅地となっていますので、この建設に当たっては、周りへの影響を最小限にするように、というカルトレイン側とサンノゼの市との間の協定が上記のページには掲載されていますので、かなり気をつかって建設が進められたものと思います。
[2012/9/27追記: Google Mapsの鳥瞰図を追加しました。]
次回から、何回かに分けて開所式の写真をご紹介します。