とりとめのない話でどれくらい続くかわかりませんが、またアメリカで所属していたクラブのことを書き連ねてみたいと思います。
世の東西を問わず(?)、Model Railroadingのような道楽趣味を楽しむ場合には、家族の理解を得るのは簡単ではないようです。
とはいっても、アメリカ滞在中に感じたのは、「アメリカでは、Model Railroadingは広く一般の人々に理解されている趣味だ」、ということです。ある一定の知的水準を越えた人であれば、男女を問わず、「Model Railroadingを楽しんでいる」といえば、なるほど、と理解してくれたとの印象があります。
日本で「鉄道模型を楽しんでいる」と言って、どれくらいの人がその趣味を正しく理解してくれるでしょうか。もっとも、私の場合は、日頃の行いが悪いというのは否めませんが。。。
私の在籍していたクラブでも、メンバーの皆さんは、家族とよく話し合ってうまくバランスをとっていて、「旦那が道楽趣味をしている」と白い目で見られることはなかったようです。メーリングリストでも、「奥様と子供の面倒を見るのをどう分担したから、いつクラブに行ける/行けない」みたいな話がよく流れていました。
メンバーによっては、奥様が積極的に協力している場合もあり、とてもうらやましく思いました。
あるメンバーは、奥様も家族会員で、時々運転会に顔を出してご自身でコントローラーを握って運転を楽しんでいらっしゃいました。
別のメンバーは、結婚する前からよくカップルでクラブに来ていました。彼の奥様は絵の素養があり、よくレイアウトの背景画を描いていました。そのそばで、彼が自分のセクションの建設を進めるという二人三脚の様子は、とても微笑ましい光景でした。
また、クラブにいくとよく差し入れが置いてありました。奥様がクッキーを焼いたとか、ちょっとした軽食を作ったりとか。私もずいぶんご馳走になったものです。
これに加え、毎年メンバーの誰かの家でクリスマスパーティーが開催されます。皆さん家族同伴でいらっしゃって、模型の話だけでなく、いろいろな話題で盛り上がることができたのは、楽しい思い出です。