Dick Tomlinson氏のレイアウトを訪問した翌日、Detroit Model Railroad Clubを訪問しました。このレイアウトも、dda40xさんのBlogに詳しく紹介されていますので、まずはそちらをご覧になってください。
Detroit Model Railroad Club、続 Detroit Model Railroad Club、続々 Detroit Model Railroad Club
訪問した日は、ちょうど、クラブのオープンハウスの日で、家族連れを含めて数多くの人が来ていらっしゃいました。
このクラブで一番驚いたのは、今年で創立75周年を迎えるという、「歴史の積み重ね」です。この年数だけを聞くと、「伝統と格式がある」という言葉を思い浮かべる方が多いかも知れませんが、実際のところは、「新しい挑戦を続けている」クラブだと感じました。例えば、現在のレイアウトは、1976年に建設を開始し、すでに高い完成度を誇っているのですが、今でもあちらこちらの改修が続けられています。また、このレイアウトは2004年にDCC化を行っています。かなり大規模なレイアウトなのですが、問題なくDCC化を終えている、というところに、このクラブのチャレンジ精神の旺盛さと実力とを感じました。
75年の歴史を積み重ねるには、世代交代がスムーズに行なえる、ということも必要です。ぱっと見ただけの印象に過ぎませんが、若いメンバーが何人も活躍している様子を見ることができました。そして、将来のメンバーを育てるために、オープンハウスに来た子供たちに、「Model Railroadingは楽しいんだよ」というメッセージを伝える努力をしているのも印象に残りました。
少しわかりにくいのですが、この写真に写っている列車の積荷はキャンディーです。オープンハウスの途中で、この列車が走りだすと、子供たちむけのアトラクションの時間です。子供たちに、「一人一つキャンディーを取っていいよ」という放送が流れ、その後、クイズが出題され、正解した子が更にキャンディーを取ることができるようになっています。
オープンハウスに来た子供たちに「楽しい思い出」が残れば、将来のModel Railroaderを育てるのに役に立つでしょうし、そこまでいかなくとも、「Model Railroadingという趣味が存在するのだ」ということを理解する人が増える、というだけでも効果があるのではないか、というようなことを感じました。
Google Mapsでは、このクラブの場所はこちらになります。入場料が大人一人4ドル必要です。オープンハウスが開催されるのは、冬(11月?3月)の一部の週末のみですので、ご注意ください。